車検切れの車を安く車検に通すには?
~費用を抑えるコツと注意点~
【 車検切れの車は公道を走れません 】
車検の有効期間が切れた車は、たとえ1日過ぎただけでも公道を走ることができません。
また、自賠責保険は車検と同じタイミングで更新することが多いため、車検切れの車は自賠責保険も切れているケースがよくあります。
車検切れ・自賠責切れの車を運転した場合の罰則
- 「無車検運行」(車検切れ)
違反点数6点で一発免許停止の対象となるほか、6ヶ月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金が科される可能性があります。 - 「無保険運行」(自賠責保険切れ)
違反点数6点、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象です。
「近所の整備工場まで少しだけ」という運転も違反になるため、絶対にやめましょう。
【 車検切れに気づいたら、まず確認したいこと 】
車検切れに気づいたら、まずは落ち着いて次の3点を確認しましょう。
確認したい3つのポイント
- 車検の有効期間の満了日(フロントガラスの車検シール、または「自動車検査証記録事項」・車検証閲覧アプリで確認)
- 自賠責保険証明書の保険期間(いつまで有効か)
- ナンバープレートが車に付いたままか
この3点がわかると、どのような手続きや移動方法が必要か判断しやすくなり、整備工場に相談するときもスムーズです。
【 車検切れでも継続検査は受けられます 】
車検が切れていても、ナンバープレートを返納(抹消登録)していなければ、通常の車検と同じ「継続検査」を受けることができ、ナンバーも変わりません。
問題になるのは「車検場や整備工場まで、どうやって車を運ぶか」という点です。主な方法は次の2つです。
【 方法1:仮ナンバー(臨時運行許可)を取得する 】
市区町村の窓口などで「臨時運行許可」を申請すると、仮ナンバーを借りて車検のための移動ができます。
臨時運行許可のポイント
- 「手数料」
八王子市・日野市ともに1件750円です。 - 「有効期間」
必要最小限の日数(最長5日間)です。 - 「申請に必要なもの」
運行期間中に有効な自賠責保険の証明書、車検証など車を確認できる書類、本人確認書類が必要です。自賠責保険が切れている場合は、先に保険に加入し直しておきましょう。
なお、仮ナンバーで走れるのは申請した目的・経路に限られます。また、有効期間満了日から5日以内に返納しなければならず、返却が遅れると罰則の対象になることがあります。
【 方法2:積載車(キャリアカー)で運んでもらう 】
平日に役所へ行く時間がない場合や、長く動かしていない車で自走に不安がある場合は、整備工場やレッカー業者に積載車で運んでもらう方法があります。
手間はかかりませんが、距離に応じて費用がかかるため、事前に見積もりを確認しておくと安心です。
【 車検切れの車検費用を安く抑えるコツ 】
車検費用は、大きく分けて「法定費用」と「点検・整備費用」で構成されます。
法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料)はどこで受けても大きくは変わらないため、差が出るのは点検・整備費用の部分です。
費用を抑えるためのポイント
- 複数の業者で見積もりを取り、整備内容と金額を比べる
- 見積もりの内訳を確認し、今すぐ必要な整備とそうでないものを相談する
- 車の移動にかかる費用も含めた「トータルの金額」で比較する
- 日頃からオイル交換などのメンテナンスを行い、大きな修理を防ぐ
また、長期間動かしていなかった車は、バッテリー上がりやタイヤ・ブレーキの劣化が進んでいることもあります。安さだけで選ばず、安全に関わる部分はしっかり点検してもらうことが大切です。
【 車検切れのまま放置するとどうなる? 】
車検が切れていても、車の登録がある限り自動車税(軽自動車は軽自動車税)は毎年課税されます。
なお東京都では、4月1日時点で車検が切れている車には自動車税の納税通知書が送られませんが、税金がなくなるわけではなく、再び車検を受ける際に納める必要があります。
「もう乗らないから」と放置していても税金はかかり続けるため、乗る予定がない場合は抹消登録や売却も含めて早めに検討しましょう。
【 まとめ 】
車検切れの車は公道を走れず、運転すると重い罰則の対象になります。しかし、仮ナンバーや積載車を使えば、継続検査を受けて再び乗れるようになります。
費用を安く抑えるには、整備費用や移動費用を比較し、本当に必要な整備を見極めることがポイントです。
そして何より、次回からは車検満了日を早めに確認し、車検切れを防ぐことが一番の節約になります。
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